闇の旋律(ネタバレあり)
というわけで、今週やったアルシャードのレポート
プレイ面子の関係でやや趣の変わった(？)セッションとなりました。
えぇ、いろんな意味で
御上 将大 Ｂマジシャン３、アーティスト１
とある音楽系同好会のベースギター担当
なんでも、異世界の神の血を受け継ぐ家系らしく、魔力に非常に秀でている。
「マジックメロディ＋サンダーボール」はかなりの脅威
金剛 剛二 ルーンナイト２、Ｗメイジ１、レジェンド１
正義の仮面ライダーシリーズその２・・・らしい、ヒロインである檜原琴音の知り合い
口癖は「〜〜の自由を守ろう」だが、なんにでもそれを言うので変人扱いされている。
文化祭だから仮面ライダーでも変じゃないよね？等といった小手先の技に加えて、
出来る限りの装備等や特技の組み合わせにより、「回避１３」「抗魔１１」という偉業・・・もとい、異形を達成。
加護のバランスが非常によく、いろんな意味でＧＭを悩ませてくれた。
ＰＬはチャッピー氏(こちらの方がいいのだろうか？)
羽引埜 曹待 ガンスリンガー１、ダンピール１、ホムンクルス１
葬式会社の葬儀人・・・つまりは奈落を狩るアンダーテイカーの一人。はびきのそ−じと読む。
常に棺型の「時空鞘」を持ち歩いており、その中には大量の武器が入っている。
・・・経験点を１９点まで使っていいよといったら、１７点分を購入ポイントに突っ込んで買い物されました。
すげぇ！武器が武器欄だけじゃなくて、その他欄を侵食しつくしてはみ出してる！*1
まるでガンドックから出てきたかのような生命体。攻撃の要を担っていた。
中身はジェイ・Ｏ先輩。
三好 中 ファイター２、レジェンド１
文化祭のステージパート長。異様に体育系のノリで後輩をこき使う。
パーティー集合の要となり、西へ東へ。
データ的には一撃の攻撃力が高いものの「命中値５」「行動値４」が結構致命的に。
なぎ払いよりも「集中」を取る様にＧＭから示唆すべきだったか・・・範囲攻撃キャラ２人いたんだから
というわけで、公式シナリオを少々改変したものである。
以下、印象的なシーンのみを記していく
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金剛がふと目を覚ますと既に放課後、教室でヴァイオリンを演奏する琴音と出会い、惹かれていく・・・という金剛のオープニングだが、
琴音「あ、ごめんなさい。起こしちゃったかな？ゴメンね、やめておくよ」
金剛「いやいや、君には教室で演奏すると言う自由がある。それを守るのが私なのだから、何一つ気にせずに続けてくれたまえ」
異様なインパクトに一同爆笑。そっこうでラブ路線から「面白い変な人」路線へ変更する。
やはりちゃっぴー氏はあなどれん・・・。
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同じく、三好のオープニング。黒のヴァイオリンを持った琴音がステージでリハーサルを始めると、突如周りのステージパート員達が倒れていくというシーン。
琴音の異変に気づくというのが主な目的のシーンなんだけど、そこを見事に
三好「こらー！疲れて眠るなんて根性が足らん！根性だ！根性！」
と一蹴。
異変には気づいてもらったけど*2、ＰＣのモチベーションは体育会系のノリで高まっていく事に・・・。
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ミドルフェイズの途中から、文化祭が始まるのだが、
必死の協議の結果、金剛の装備は
ルーンメタル：仮装に見えるから許可
ルーンヴィーグル：人ごみが多いのでバイクなら不許可。ローラースケート状と言い張るなら可。
ルーンシールド：立て看板相当品としてもちあるきたい→不許可
となった。しかし、こういった口プロレス(？)にかけては凄いなぁ。と関心。
マイナーアクションを使うものが多いから、仕方ないといえば、無いのだが
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音楽系サークルによるコンテストの楽屋を琴音が襲撃するという合流イベントの後、情報収集へ
文化祭というシュチュエーションを用意して、楽しんでもらおうかと思ったんだけど、
ＰＣ達は御上の部室へ*3。情報収集に＋２の効果があるんだから、使って当然なんだけど、想定外だった・・・
というか、情報収集シーンは基本的に自宅を中心にしたほうがいいようにゲームバランスができてるからなぁ。
今度からはそれを考慮して組んでこよう。
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それはさておき、御上のおかげで敵の正体は判明。
音楽によって周りの人を無力化し、マナを奪う奈落の騎士・コルダネーロが敵だとＰＣ達は認識する。
そこで、楽屋が襲撃されて出れるサークルがほとんど無くなったはずの音楽コンテストが突如開催。そんな事聞いていないと急ぐステージパート長の三好
そこで、御上が走り去っていく琴音をみつけるという演出でパーティーを分断してみる。
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というわけで、ミドルフェイズでのバトルを全て一括でやるバトルシーンへ
三好・金剛・刃引埜は体育館のステージで、奈落の騎士コルダネーロの手に落ちたバンド「アビスマルカルテット」の魔の手から観客達を守るバトル
御上は放送室から校内へコルダネーロの調べを流そうとする琴音を止めるためのバトル。
ステージバトルレギュレーション
元々のシナリオでは、アビスマルディゾナンスをＰＣ体配置するという設定だったが、
アビスマルディゾナンスに魔導値＋１、ＨＰ２０、ＭＰを１０にしたアビスマルカルテット４人とのバトルに変更。
また、彼等はそれぞれ音楽武器と特技を持つ*4。
敵との距離は２５mで、２ターン以内に殲滅する事が勝利条件等と、細部も変更してある。
勝利できないと、ボスのＨＰが２倍になる
放送室バトルレギュレーション
琴音の行動値は∞、ＨＰ１０、１ターン目に結界を張るだけのエキストラである。
ＰＣが結界の破壊を試みるなら、コルダネーロの魔導値で対決する事
なお、かかった時間ターン×１０だけＨＰ上昇というのは、シーンに登場しているＰＣが１人なので、採用していない
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御上の中の人から、トラン・セプターを髣髴とさせるといわれましたが、言われてみれば確か似そうだ。
いや、マジで無意識でやってたんだが。
ただし、トランの時とは一つ違ったのは・・・
ピンチになるのは３人の方だったという事
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開幕直後、火を噴く刃引埜のライトマシンガン。
しかし、命中の出目が３で避けられた上、当たった分もダメージが低く、ＨＰを３残して削りきれない。
こちらはマイク持ちが５m先行*5する１−３の陣形を取って*6、勇気のＲ＆Ｒ→ドラムによる射程40mのなぎ払い→マジックメロディ＋サンダーフィストで確実に削っていく。
もっとも、なぎ払いの命中は１４で金剛はダイスを一つしかふらずに回避していたが・・・。
このターン、刃引埜以外は移動で手一杯となる。
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次ターンでも、刃引埜の命中の出目は３。
後方のマイク持ち以外のカルテットを撃ちもらし、(金剛には攻撃能力が無いので三好がマイクを倒すとしても、後方が生き残り、勝利条件を満たせなくなる)泣く泣く≪フレイヤ≫
続いて、三好の攻撃も、俺がクリティカルを出して回避。ここで≪ガイア≫から≪フレイヤ≫を使う羽目になる
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御上のほうは無事３ターンで琴音を倒し、学校中の異変を止めるが、ここで、コルダネーロが登場しクライマックスへ
琴音を助けるために≪トール≫を使用し、加護の数はこの時点で残り９・・・敵の加護は残り１０
やや迷ったが、戦いを強行する
敵はコルダネーロに雑魚が６匹
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結果を言うと、刃引埜が死亡して、勝利した。
以下、その印象的な場面。
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モブを操る≪ミューズ≫での雑魚消しを≪オーディン≫で打ち消した後にバトル開始
まず刃引埜が≪ネルガル≫による雑魚一掃攻撃を行うも、ダメージダイスが振るわず、雑魚達はHP１で生き残る。
その上、一匹はクリティカルで回避。
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コルダネーロはシーン全体攻撃に≪フレイヤ≫≪ヘル≫を乗せて襲うも９Ｄ６で１８ダメージに留まる！
しまった！とおもいきや、ミドルでのダメージが累積していたおかげでPCは全員ブレイク。
もっとも、直後の通常攻撃は全員に回避されるのだが
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ここで、ＧＭがミューズの使い時を誤る。
残りＨＰ１の雑魚５匹が一斉に三好を襲うも・・・全て回避されてしまう。
ここで使っておけば、さらに高い効果を得られたはずなのに・・・いや、そしたらもっと死んでたかもしれないが
この５匹はなぎ払われて全滅する
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２ターン目の御上のサンダーボールのダメージが４Ｄ６で１０にとどまる。
ブレイク後の御上のＨＰは９、ここで御上は金剛に敵にマジックシールドを張ってもらって≪タケミカヅチ≫回避を行なう。
実にクレバーだが、結局これは問題の先送りだった・・・。
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３ターン目。敵の残りＨＰは２２、加護は≪トール≫≪タケミカヅチ≫の２つ。
対して、ＰＣ側は≪イドゥン≫１つのみ。
コルダネーロの行動値よりもＰＣの方が行動値が高く、ＰＣ達が勝つかと思われたが・・・最初の一撃を回避した雑魚が「集団統率」で行動。
これに≪トール≫を乗せられたため、≪イドゥン≫がなくなり、ＰＣ側に死人が出る事が確定した。
結果、刃引埜が死亡する事に。
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また、エンディングに入った直後に、場所移動を行なったために、
刃引埜の死亡演出をキチンと行なってあげることが出来なかった。とても無念だ。
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それと、御上の見せ場であるエンディングのコンテストにおける琴音と御上の音楽対決。
これも見せ場にするつもりだったが、焦りすぎて描写が微妙になってしまった
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面白かったけど、輪廻の剣の時よりも反省点が多いなぁ
主な点は
- システムの特性を理解したミドルを考える
- 時間が押してるときに描写不足になりすぎ
- 戦闘中、回避の高過ぎる金剛をガン無視に近い感じにしちゃったこと*7
死亡ですが・・・
死亡原因を洗ってみたけど、「ダイス目が致命的だった」以外に見つかりませんでした。
アビスマルディゾナンスとの戦いも、元データのままでも、この出目なら加護を使う羽目になるのは確定ですから。
ある意味で、ちょうどいいバランスがつかめたと思います。
