パラモルの神子

cielx先輩GMの、今年初参加となるアクトです。
憧れの日曜アクトに初挑戦!*1
なお、2月の初めにかなり変更を加えての同じアクトが行われるそうです。
ネタばれ注意。

レネツィアラ・フィルスミーニア(ファンタスマ=ステラ=コロナ、19歳、♀)


地獄塔にて、幼馴染ローエを助けながら軍師を勤める少女。
ローエとの間に双子の子供が出来て結婚することになったんだけど、当時珍しいできちゃった結婚なせいもあってか、子供達がパラモルの祝福を受けた子であるという噂が流れ……
中の人はs/t先輩。
子供を夫の手に抱き抱えさせてあげるなど、初体験のシチュエーションに加え、パラモル四重奏の前に少しづつ中の人のDPが削られていましたが、
それでも最後までローエとのラブラブロールを展開し続けました。畜生、妬けるぜ。

“獅子を継ぐもの”ローエ(グラディウス=エルス=コロナ、20歳、♂)


ガイリングの隠し子にして、地獄塔で北狄と戦い続ける若きブレダの王子。
レーネとの間に生まれた子供がパラモルの祝福をうけた子であるという噂を立てられ、不安な気持で地獄塔に帰還した。
中の人は薬師先輩。
赤子の名前を必死に考えたりする姿が非常に微笑ましかったです。
エンディングで、地獄塔が危険だから子供をどこかに預けよう、と提案する姿に父親っぽさがにじみ出てました。

ミニス・ロンバルト(ウェントス=マーテル=オービス、64歳、♀)


サーキットライダーとして各地を巡ってきた、年老いた旧教の異端審問官。
ローエとレーネの子がパラモルの神子という噂が流れているので、その話が真実かを見極めるためにお供のメルクリィとアルマンドをつれて地獄塔までやってきた。
中の人は自分。
ローエに疑いの眼を向けつつ、名前をネタにしたロールで全体に収集を付ける立ち位置へ。
アクト開始直後はキャラ立てに不安が多々あったんだけどなんとか済んでほっとしてます。

メルクリィ(クレアータディアボロス=アダマス、外見20歳前後、♂)


ミニスに使えるクレアータの青年。失敗作として廃棄された所を救われた過去を持つ。
ミニスとともに地獄塔へ向かうその道中、彼はパラモルの確かな陰を感じ取っていた……
中の人はC-7先輩。
発言は押さえ気味で、ミニスとの信頼関係を重視するロールをしてくださいました。渋いよお兄さん!
それはそれとして、パラモルのセリフとOP・EDのアドリブナレーションがすごかった。拍手。

ルカ・クライン・フォルセ(アクシスオービス=デクストラ、19歳、♂)


過去、奴隷だったころにテレーズという女性に手ひどくふられた経験のある青年。
魔術師として各所に魔法と錬金術と春*2を売りながら旅を続ける途中、地獄塔でテレーズと再会する。
中の人はtatari先輩。
そりゃ、奴隷の身分から解放されるだけの金をいきなり手渡されて「失せろ」って言われたら悲しいよね。
キレたロールでヤンデレ全開。もう一人の主人公にふさわしい立ち位置でした。

薬師先輩s/t先輩のところでレポがあるようなので、そちらも参照してみてくださいな。

  • OPでいきなり子供を抱き抱えるロールプレイをする事になるローエとレーネ。窓の外では延々と2匹の鳩の姿が*3
  • それはそれとして赤子の声のRPに「クケケケケケケケ……」とか混ぜないでください。怖すぎます(笑)
  • 二人が幸せそうなロールをしている一方、ルカさんは超・ドンゾコに突き落とされていました。テレーズとの幼き日の思い出、そして決別。炭鉱での仕事中にくすねてきた原石を一生懸命磨きあげ、それを誕生日にプレゼントしようとして捨てられるという演出は結構辛いなぁ……
  • まぁ、それを演じてる中の人は超うれしそうでしたが。あと、恋愛ロールをするたびに辛そうな顔をするcielx先輩。大丈夫?
  • というわけで、ミドルに入って、地獄塔にて顔合わせするPC達。
  • 「自分なんて親からも捨てられたいらない子だ」と辛そうな顔のルカに思わず、「名前をつけてくれた以上、あなたの親はあなたの事を祝福してくれていたんだYO!」と励ますミニス。この時はこの名前がキャラの方向性になるとは思っても見なかったんですが。
  • この会話の時、頭の中に流れていた曲は「11文字の伝言」と「イバラ・ティアラ」……我ながらどうかと。
  • さて、そんな夜、レーネの元にパラモルさまが降臨。「キミの子供は実は本当にボクの/わたしの祝福を受けた子供なんだよ」とばらしてしまう。*4
  • 彼らの目的はレーネとローエの破局*5。パラモルは口々に彼女を弱らせるセリフを吐く。
  • どれくらい口々にかというと、薬師先輩とs/t先輩以外全員分くらい(笑)
  • おまけにこの事をミニスの従者であるアルマンド君に「聞こみ」を使ってバラされてしまう。
  • と、ここまでは混沌としていたんですが、その後ローエとレーネが信頼関係を結んだり、ミニスを2人で説得したり、パラモルが真の愛に弱いことを利用して「パラモルの祝福を吹き飛ばしてしまう程の愛情を注いで、二人の子をあなた達の言葉で祝福してあげなさい」と子供の命名式が行われたり。トントン拍子に話が進んでしまいました。
  • PLレベルで言うと、「純愛に弱いんならイチャイチャ見せ付けてくれれば解決だよね」しか考えてませんでした。うーん、もうちょっとイベントを早め早めに発生させ他方が良かったかも。
  • 後半はテレーズとルカを中心に話が展開。メルクリィがテレーズに妙なものを感じ取っていたので、ミニスもパラモル調査のためにとどまる事に。
  • 子供に名前をつけている丁度そのころ、中庭でテレーズに昔自分を捨てた理由を問い詰めるルカ。ややイっちゃった感じの台詞回しはさすがtatari先輩と言うべきか。ちょっと殺戮者に見えた。
  • 一方のテレーズはまるでゴミを見るかのような目付きで「何?体が目的なの?」とか、ルカに暴言を投げつける。なかなか見れないね、こういう修羅場。
  • そこで、テレーズを再び自分のものにしたくないか?と登場するパラモル様。誘惑をルカがはねのけると、テレーズ豹変の裏にパラモルの陰があることが判明する。ルカを助けるためにテレーズが男に対しての感情を犠牲にした、という事実が。
  • 正体がばれたので∵紋章∵で兵士やアルマンド君を操り、赤子を殺そうとするテレーズ。だが、レーネの∵紋章∵によって防がれ、戦闘開始。
  • ただ、事前に魔法使い系とばらしていたのが運の尽き。クリティカル値6くらいの魔法受けと塔2つに「恩讐を越えて」のぱぅわーでダメージをまともに受けることもなく終了。誰も奇跡を撃ち尽くすことなく試合終了と相成りました。
  • というか、指揮+名将&聖歌の支援コンビはやはり酷い。∵天真∵も∵模造∵もなかったので、結構危ないかな、と思っていたんだけど。
  • そして、勝てないと確信してDMCを歌い始めるcielx先輩(笑)
  • データ的に変更するなら、手数が非常に少なかったので、雑魚敵をあと一匹くらいつれていても良かった(DP回復量が十分すぎるため、奇跡を増やす方向じゃなくてもいいと思う))のでは?魔鎧を主我魔器にして、コンビ撃ちとか。
  • 何はともあれ、エンディング。闇に堕ちたテレーズを救うため、ルカが∵封印∵の逆位置を使い、“悲しき恋の定め”の祝福で代償を無視。呪いで死ぬところをミニスの∵再生∵で復活。という方向で無事テレーズ&ルカ救出。名前ネタを引っ張って「愛しき彼の名前を呼んであげなさい」とか、テレーズに言ってみたり。
  • ルカは地獄塔に留まり、テレーズの罪を償いながら二人で生活していくことに。ローエとレーネは子供の事を相談し、二人を地獄塔で育てることに。ミニスとメルクリィは子供達のことを「問題なし」と報告してから再び異端審問官としての旅に出かけるのでした。
  • 最後に、関係ないかも知れませんが、山鳥先輩のギルベルトが大活躍してました。


まー、なんというか、ひたすら横の甘いムードを堪能できたアクトでした。
子供の名前を決めるのに一役買えたし、思いつきで言った「名前」がアクトの味付けになったし、ミニスとしてはパーフェクトに近く動けたかな?
ローエ&レーネは始めて見たのですが、使い込んだキャラって羨ましいなぁ。自分もそこまでやってみたい。
参加者および、GMに本当に感謝です。


ミニスは普通に使いまわせそうなキャラクターですので*6、また使いたいなぁ。
なんで名前にこだわるか、というのに基いて過去とか設定してみたけど、1010年代のアクトとか無いだろうし、使い道が無いことに気づく。
仕方が無いし、別のアクトのネタに使ってやろうかな?
あと、ミニス・ゾンバルトはねーだろ(笑)、と言いたい


ところで、七至宝キャンペーンのアクトトレーラー読みましたが、cielx先輩のMP*7、大丈夫でしょうか。
参加しないけど、頑張ってー。

*1:そんなもんに憧れんな、とかいう意見もあり

*2:元・男娼という設定で、ローエにも「誘惑」を使ってみたり

*3:パラモルさんです

*4:なんでも、夜の命中判定の際に「否定の印」を使ってクリティカルさせたらしい(笑)夜の命中判定って何さ?

*5:「子供ができてしまったから結婚したのか、君が好きだから結婚したのかをレーネに一生分からなくするため」にわざわざ否定の印を使ったとか。すごい発想だ。

*6:過去ウェントスなので場所的な問題も少ないでしょうし

*7:恋愛ロールとかをするごとに減り、DMCを歌ったり陰謀をすると回復する……らしい