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以下のものは、目標値などのデータを組みなおす予定。

ダンジョン物
◆導入(ここはさらりと読み上げてしまいましょう)
今日も、冒険者である君達の下へ神殿から依頼が届いた。
なんでも、町から少しはなれた山奥で新しい遺跡が発見されたらしいとのこと。
君達はその調査役に選ばれたのだ。
君達はさっそくそこへ向かった。


◆入り口(ここからは、初心者さんの反応を見ながらがいいでしょう)
神殿から派遣された案内人(仮称・トミー)にしたがって深く生い茂る草をかき分け森を抜けると、
小さな盆地に4メートル程度のピラミッドのような建造物がそびえ立っているのを君達は発見した。
(ここで、入り口を見つけるために「感知」判定を行わせてください。目標値10)


・誰か一人でも成功した場合:
ふむ、君が目を凝らすと、その壁の一部が凹んでいるのがわかる。
君が軽くそこを押すと、地下への階段が出現する。


・誰も成功しなかった場合:
君達が見たところ、入り口のようなものは見当たらない。
「あ、この壁の部分、凹んでいませんか?」
神殿の案内人が壁の一部を押すと、そこに地下への階段が出現した。


「それでは、頑張ってください。私はここで待っています」
案内人の男を外に残し、君達はダンジョンの奥へ歩を進める。


◆広間
ゆっくりと地下への歩を進めていく君達の視界が急に開けた。
君達の目の前には大きな壁画が広がっている。
昔の人々の生活を表したものだろうか?
その中心には、扉の絵が描かれているが、その中心が不自然に凹んでいた。
(トラップ感知を行えば、鍵B(特定のアイテムで開けれる扉)を発見できる)
また、左右に道が続いていくようだ。


◆右側の通路
しばらく歩くと、道は左側に折れ曲がっている。
君達が角を曲がると、ふと、違和感を覚える。
なんと、曲がった先の通路の両端に穴が開いているではないか。
通路の大きさは人一人が通るのに十分な道幅があるが、気をつけなくてはならない。


歩いていると、途中のあるポイントで激しい横風に襲われる。
敏捷で目標値12の判定を行い、失敗したら、穴に落ちて10+1D6のダメージ。
トラップ感知で目標値15の判定に成功すれば、罠の存在を教えていい。
また、穴のそこを歩くか、フライトで罠を無効化できる。


さらに歩くと、再び右側に折れ曲がっている。「◆奥」へ


◆左側の通路
しばらく歩くと、しばらく歩くと、道は右側に折れ曲がっている。
君達が角を曲がると、そこは異様な通路だった。
人の体に犬の頭をつけた巨大な像が、いくつも、
通路を挟みこむように立っているのだ。


歩いていると、何者かに見られている気分になる。
精神で目標値12の判定を行い、失敗するとMPに1D6のダメージ。
トラップ感知で目標値15の判定に成功すれば、罠の存在を教えていい。
さらに歩くと、再び右側に折れ曲がっている。「◆奥」へ


◆奥
ほのかな輝きを放つ一枚のタブレット(石版のこと)が安置されている。
知力で10の判定に成功すれば、これが広場の不自然な凹みと同じ大きさであることに気づく。
右の通路、左の通路と繋がっているので、帰る道は選ばせてあげよう。


◆生贄の祭壇
石版を広場の壁画にはめ込むと、絵の扉からひかりがあふれ、
ゆっくりと扉が開いていく。
中に入ると、そこは豪華に装飾された墓のようだった。
だが、そこに漂っているのは荘厳な雰囲気ではなく、腐ったような、酷い臭いだ。
部屋の奥、大きな棺の上に、体中に包帯を巻き、冠をかぶった人影が君達を見つめている。
それは叫び声をあげると君達に向かって襲い掛かってきた!


配置
□1□
□罠□
□P□


1:ボス「ファラオ」 
HP50 MPなし 行動値6 回避4 防御力4
エネルギードレイン:遠距離範囲攻撃 命中7+2D6 攻撃力10+2D6
ゾンビパンチ:近接攻撃 命中7+2D6 攻撃力20+3D6
罠:仕掛け天井(探査値12、解除16 発動すると、10+2D6ダメージ)
P:パーティー初期配置


◆顛末
君達が無事にモンスターを退治できたおかげで、無事に遺跡の調査は終了した。
なんでも、はるか昔の時代の暴君の墓だったらしい。
その王は生きる者を喰らうことで永遠に生きながらえる秘術を使っており、
人々によって封印されていたらしいのだ。
君達によってその王は無事に倒された。
これからは遺跡の調査の結果が、さまざまな研究を手伝う事になるだろう。
遺跡の安全を確保した君達には、1000Gの報酬が渡され、
神殿長から表彰状が渡されたのであった。


依頼物
◆導入(ポルナレフはほどほどに)
君達冒険者が神殿で奉仕活動(掃除など)をしていると、
そこへ「た、助けてくれー!」と、血塗れの男達が息も絶え絶えに逃げ込んできた。


落ち着いた男達の話によると、
「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『おれたちは誰もいない山の頂上で花見をしていたと思ったら、
いつのまにか斬りつけられていた』
な…何に襲われたのかわからねーと思うが、
おれ達も何をされたかすらわからなかった…」との事


それを聞いた神殿長は君達に
「彼らの花見に行った山には山賊も出るらしい。モンスターかもしれない。
どちらにせよ、彼らが襲われているのは事実だし、次の被害が出ては困る。
すぐに現場へ向かって、原因を調べてくれ」と依頼する。
君達はその山賊についての情報を調べてもいいし、調べなくてもいい。


◆情報収集
知力の判定を行ってもらう。達成値に応じて、情報を増やす事。
達成値8:
名前はユングス山。15分程度で頂上まで登れる小さな山。
山頂には桜の木が植わっており、近隣の人々からはハイキングコースとして好まれている。
ただ、最近山賊が出没しているという噂だ。
達成値10:
数日前の大雨で、川が増水している可能性がある。気をつけること。
また、冬眠からクマが目覚めたので注意して欲しい。
達成値12:
山賊の名前は「フォレストウインド」。10人程度の小さな山賊団だ。
イドという名の陽気な棟梁がいるらしい。
クマはおとなしいので、いきなり逃げ出したり、戦わなければ何もしてこない。
達成値15:
町の老人が現れ、
「あの山の桜の木は……呪われておる。
婆ぁばのゆうことにゃ、間違いない。
赤い桜に決して近づいてはならぬぞ」と助言してくれる。


◆登山口
君達が山に向かうと、確かに頂上付近が桜色になっているのがよくわかる。
20分も歩けば、おそらく頂上付近まで行くことが出来るだろう。
それだけ小さな山だ。
だが、その道には君達の元へ逃げてきた3人の血の跡と思しき点が続いていた。


町での情報収集に向かわなかった場合、ここで感知で10の判定を行ってもらいます。
成功すると、クマの足跡を発見します。


◆つり橋
しばらく上っていくと、小さな谷の間をつなぐつり橋に差し掛かる。
ロープと板だけの粗末なものだ。
君たちが足を踏み入れると、それはギシリ、となった。


谷底を覗くと、5mくらい下に増水した川が流れているのが確認できる。
ここには「壊れかけの踏み板(落とし穴相当の罠)」がある。
探査値、解除値ともに13。
発動すると、目標値10の敏捷判定。
失敗すると、川に落ちて2D6の防御点無視ダメージを受けます。
さらに、筋力で目標値15の判定。失敗すると、川に流されてしまいます。


◆クマ(時間がないようなら飛ばしましょう)
君たちが無事に谷を抜けると、急に勾配のある坂道になる。
木々の間にちらほらと桜の姿が混じり始め、美しい景色がひろがる。
と、君達の後ろからガサガサ……と音が聞こえてくる。
君達が振り返ると、そこには、クマが一匹立っていた。


クマは、目を丸くして立ち止まっている。
目標値10の精神判定に成功すれば、クマに敵意が無いことを察することが出来る。
しばらくにらみ合ったり、威嚇すればすごすごと山の中へ帰っていくだろう。
ただし、急に逃げ出したり、攻撃を仕掛けた場合は、クマとの戦闘を行うこと。
1マス離れて戦闘開始
クマ HP24 回避3 防御力3
爪攻撃 命中7+2D6 攻撃力5+4D6


◆桜(イミテーションチェリーツリーは略して偽桜と書きます)
★川に流されたり、クマと戦っていない場合
君達が無事に山を登りきると、そこには一面に桜が咲いていた。
その中心では、酒樽に様々な料理を持った一団が酒盛りをしていた。
髭面の精悍な男が、君達に気づき、声をかけた。
「おう!手前ら、何もんだ!」


彼らは山賊です(町の情報収集で知っていれば、正体がすぐにわかります)
ボスのイドは陽気な男なので、花見に来た等と言えば一緒に飲もうと言い出します。
特に反応を返さなかったり、警戒するなら、好戦的な態度を取ってきます。
どちらにせよ、軽く会話をしたところで次の演出になります。


その瞬間だった!一瞬何かがブン!と動き、山賊の手下達は軽く中を舞った!
「な、なんだぁ!……ぐはぁっ」と地面に叩きつけられる山賊のボス。
君達は恐ろしい光景を目撃する!
なんと、桜の木が根を動かして立ち上がり、その枝で山賊達を一網打尽にしたのだ!
君達は確信する!これが例の3人組を襲ったモンスターなのだと!
(偽桜との戦闘。距離は2マス離れている)


★川に流されたり、クマと戦った場合
君達が無事に山を登りきると、そこには一面に満開の桜の木が植わっている。
だが、何人もの屈強な男達が血を流しながら倒れ伏している。
周りには酒樽や料理が転がっている。
おそらく、花見の最中に襲われたのだろう。まだ、息はあるようだ。


偽桜に襲われた山賊が倒れている。
山賊の情報を聞いていたのなら、彼らの正体がわかっていい。
感知または知力(今までに判定していない方)で目標値12の判定を行う。
老婆の話を聞いていた場合、目標値は10に下がる。
成功した場合、山賊たちの倒れているすぐそばの桜の花が不自然に赤いことに気づく。
それはゆっくりと根を足のように動かし、君達の方へと襲い掛かってくる。
3マスはなれて偽桜と戦闘開始。
失敗した場合、不用意に近づいたPCに偽桜は奇襲攻撃を仕掛ける。
一度「旋風枝」を受けてから、全員同一のマスで戦闘開始


イミテーションチェリーブロッサム HP50 回避3 行動値6 防御力3
旋風枝   近距離範囲攻撃 命中8+2D6 攻撃力15+2D6
赤き花びら 遠距離単体攻撃 命中8+2D6 攻撃力20+2D6


◆顛末
山賊に関しては、PCの好きに決めてよい。


あれから数ヶ月。君(PC)達の活躍によって、桜に化けたモンスターは無事に退治された!
山賊たちも無事に捕まり、町はより平和になった。
(山賊たちも更正し、今では山頂で茶屋を開いている)
今まで山賊のせいで近寄らなかった人々もあつまり、今では桜の名所になっている。
これも、全て君達のおかげである。
君達には神殿長から勲章が送られ、町の人々からたたえられたのであった。