ゆうやけこやけ第五話「一つ名町ダム騒動」
年を越しちゃったよ。
どうしよう。
第四話
キャラクター的には第四話と基本的に変わりはありません。
正太とカツオが戦争に言ってから約30年が過ぎた後、戦争が終わり、高度経済成長期に入った一つ名町が舞台です。
今度のシナリオはダム騒動。一つ名町をダムの底に沈めるかどうか。それをかけての戦いが始まります。
- ルルやケーキチ、ぱだは変わりなく幸せな日々。年老いたはちすけ*1も登場します。
- が、ここでいきなり一つ名町を水の底に沈めるダム計画が持ち上がっているという話が!騒然となるへんげ達。
- 一方、町役場には国の役所から一台の黒い車がやってくるのであった……
- と、ここでいきなり髪をオールバックになでつけ、眼鏡を吹くというジェスチャーを始めるGM。一同爆笑の渦につつまれ、いきなりその役人のキャラが立つ。名前は「江来 衿徒(えらい えりと)」に決定。
- こんな素敵なキャラに絡まなきゃ損だ!という事でチェスターは「正太の時の様な事が無いように国に対抗するため、必死で勉強して村役場の職員となり、働いている」という設定に*2
- というわけで、必死に江来さんに陳情するチェスター。しかし「国の決定ですから」の一言で押し切られてしまう
- 正太が出て行ってからは腑抜けの雪音。しかし、猿のへんげのておに「一つ名町が水の底に沈む」と聞き、正太の帰る場所を守るために立ち上がります。
- それはそれとして、ておのツンデレ&雪音からの置いていかれっぷりが素敵。
- 江来さんは腰巾着造(こしがね・ちゃくぞう)さん他、多数の取り巻きを従えている。それを倒すために「一つ名町死守同盟」を結成して徹底抗戦の構えを見せるへんげ達。髪長姫が病に臥せったため*3、ルルがその指揮を執る。
- 手始めに森に入ってきた野鳥収集家の可奈子*4の前にエリマキメジロ、ラクガキスズメ等のでっちあげ珍動物を見せて自然保護を呼びかけてみるルルやケーキチ達。
- 作戦は成功。可奈子は一つ名町を気に入りますが、写真の信憑性等も含めて世間一般にはあまり効果を発揮しません。
- 続いて、ダムの建築技師としてやってきた外国人技師のジャック*5の車が故障して、町役場へ着く前に立ち往生していた所を、雪音が強引に捕獲して説得にかかる!
- ジャックは「オーウ!コノ町ノ自然スバラシイネー!」、とへんげ達に味方するが、江来さんは「問題ありません。代わりはいくらでもいます」と、東京から新しい建築技師呼んでしまい、効果をあげられない。
- しかし、ここで江来との関係に変化が訪れる。実は、江来は元々ここの出身だったという事がわかったのだ!*6
江来「この町はいずれ、過疎などといった問題に悩まされます。それよりも、ダムを建設したほうが皆のためになるでしょう。立ち退き費用も十分に出る。金銭的にも苦労しないはずです。なんといわれようと、これが最善なのです」
チェ「……でも、この町の自然が全て消えちゃうんですよ!この山も、緑も、ゆうやけも!」
江来「東京でも、ゆうやけ空は見れます」
チェ「でも、ここのゆうやけ空には……思い出とかが詰まっていないんですか?」
江来「……(無視して歩き始める)」
やべ、江来カッコイイじゃないか!
- まぁ、その話はさておき。ついに工事作業を中断させるべく強行作戦に出るへんげ達。
- ぱだの「かんぜんへんしん」に、雪音の「おつげ」「おにび」「おばけ」といった幻覚特技で江来の目の前で工事現場を大混乱に陥れるへんげ達。後にはクレーン車が地面に突き立っているという非常に危険な図が残ったり。
- さすがにこれには江来もぐったり。そこへ今までずっと裏で考えていたルル*7が作戦を開始する。
- つかれきって仮眠中の江来の元にへんげの姿で現れ、「子供の頃に忘れてしまったものを取り戻そう」遊びに誘うルル。チェスターの「つきのひかり」で動物に変身し、江来は夜の世界へ繰り出す。
- かくして始まる夜の世界のお祭り騒ぎ。江来は村の皆を助けるためにと頑張ってきた自分を見つめなおし、ダム建設以外の一つ名町活性化のための方法を模索し始めるのであった。
というわけで、最後には役人の江来と和解し、最後には国から停止命令が出て、無事にハッピーエンド。
村の人々とも仲良くなった江来は村人達の寄せ書きを書いたチェスターの懐中時計と、彼の腕時計を交換し、東京へと去る。
最後に江来と入れ替わりにカツオと正太が一つ名町に帰ってくる……という演出で物語は終了するのであった。
予定外にチェスターが町役場の役員になったり、お犬様の先導力に驚かされましたが、最終的には非常に素敵なシナリオになりました。
最後には第四話での因縁だったケーキチとカツオ、雪音と正太の関係にも終止符が打たれましたし。
つか、江来カッコよすぎ。
そして、最終回、平成編へと続きます。